こんにちは!採用担当の北川です。
今回は長くなるので構成を変えて、皆さんにお伝えします。
また、面接時に私のブログを読んだと言って頂いた方ありがとうございます!
今回は採用に関する話ではなく
メンタルヘルスや行動心理カウンセラーの資格を持っていますので
皆様にはそちらの部分から需要がありそうなこの内容を発信させて頂きます。
【見てほしい人】
- 新卒入社で上司との関係に悩んでいる人
- 今年の春から社会人になり、不安と期待でいっぱいな人
- 現役で仕事をしている人
- 楽しく生きたい人
- 人間関係から抜け出したい人 面倒くさい人
【あなたへのメリット】
- 人間関係がちっぽけであることを実感できる
- 他人を変えることはできないということが理解できる
- 2冊の本から対人関係に関する内容を簡単だが知ることができる
【主な参考文献】
- 『7つの習慣』
- 『嫌われる勇気』
本題に入る前に・・・
まず前提として、『嫌われる勇気』に触れているアドラー心理学では、「すべての悩みは対人関係の悩みである」と論じています。
そして、『7つの習慣』では、私的成功が成り立つことで公的成功が成立する、つまり自分が成功しない限り他者との成功はないという意味が込められています。
どちらの本も最終的には「自分が変わらないと成長できない・世界は変わらない」という着地点に到達します。
ぜひ、この着地点を事前に理解した上で内容を読んで頂ければスーっと頭に入りやすいと思いあえて最初に伝えたいことを記載しました。
それでは本題へ
テーマ①「あなたは負けず嫌いですか?」
私はほとんどの人が負けず嫌いだと思っています。現に私もそうです。(笑)
社会人になると他人との競争が避けられず、自分の承認欲求を満たすために勝つ必要があると考え、いつの間にか負けず嫌いになってしまっていると私はそう勝手に思っています。
あなた自身も、学生時代や社会人生活で「勝ちたい」と思う気持ちが強かったことはありませんか?その気持ちがどうあなたの行動に影響を与えていたのかを振り返ってみてください。
私も営業マンをしていた頃、「勝つ」ということに執着し、「勝つ=契約を取る」という考え方だったと振り返って思います。
では仕事における勝ち負けに触れましたが、対人関係において以下の質問を考えてみてください。
- 「誤りを認めること」「謝罪の言葉を述べること」「権力争いから降りること」は負けなのでしょうか?
どうでしょうか。
『嫌われる勇気』では、アドラー心理学はこれを「負け」とは言っておらず、勝ち負けに執着すると周囲が見れなくなり、道を間違えることになると記載されています。
一方、『7つの習慣』でも第4の習慣「Win-Winを考える」の中で、6つのパターンに分かれると記載しています
勿論Win-Winが一番理想ではありますが、右下にある「No Deal(取引しない)」が
嫌われる勇気で触れている内容と同じだと私は解釈しています。
- No Deal(ノーディール)を選択するタイミング
- お互いの利益が一致しない場合
- どちらかが不満を抱える可能性がある場合
- 信頼関係を損なう可能性がある場合
- 時間や資源の無駄になる可能性がある場合
対人関係で面倒だと感じた時は、これらのタイミングに該当することが多いです。
自分の意見が正しいと思えば思うほど、実は無駄な時間であるということです。
営業時代に部下や同僚に「もっと〇〇したほうがいい」「〇〇はやったか?」など、アドバイスをしていましたが、
相手からするとそれは「大きなお世話」でいわゆるありがた迷惑だったんだなと、最近になって感じています。
テーマ②「課題の分離と承認欲求の否定」
『嫌われる勇気』で強調されている「課題の分離」とは、他人の問題を自分の問題として抱え込むことを避けるという考え方です。
7つの習慣では第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
から行き着いた答えが
「相手が求めていないフィードバックは両者にとって苦痛である」
自分の意見が正しいと思うことは勿論自分の正義があるからです。
ただし、その一方で相手にも正義があります。だからこそ意見が衝突してしまうのは自然なことです。
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なので私は対人関係で悩みたくないため、以下のことに徹底するようにしました。
❶「相手の領域(業務内容)には自分から触れない」
❷「アイデアの絞り出しはするがアドバイスはしない」
❶は文章から分かるように深く干渉しないということです。
会社は全員が今よりも良くなってほしいという思いから働いていると考えると、
その人の一生懸命さを見ず知らずの人間が指摘することは水を差すことです。
なので業務内容には触れず「調子どうですか?」とだけ聞くようにし相手が深く話がしたかったら聞くようにし自分から深堀はやめました。
要は話題だけ提供しその話題について話したいかは相手に決めてもらう形です。
❷に関して
アイデアとは「〇〇っていう考え方ややり方もあるよ。」で定義付けしています。
アドバイスは「〇〇を絶対するといいからやりなさい!私が言っているのだから〇〇すべきだ」という定義です。
両方とも言われた人間にやる・やらないの選択権があるように見えますが、
後者の場合もし言ったことを実行していなかったら「アドバイスしたのに・・・」と腹が立ち、
実行したら「あれ、私が指示しましたよ」と手柄をとる言い方をする。
どっちに転んでもアドバイスを受けた側は辛いんですよね。
相手がそのアドバイスを受け入れるかどうかは、あなたの課題ではありません。
相手がどのように行動するかは相手の課題なのです。
なので私は❶❷を徹底し、争いを避け自分がすべきことに集中しようとしています。勿論あちらから指摘もありますし、アドバイスをされることもあります。そんな時は「アイデアとしてこちらで検討します」と自分の意志を伝えるようにします。
テーマ③他人は変えられない前提で自分が何をするか
「嫌われる勇気」では他人を変えることはできない」というテーマが何度も強調されます。
これは、他人の行動や考え方を変えようとすることが無駄であることを認識し、自分自身がどのように生きるかを重視する考え方です。
7つの習慣では第1の習慣:主体的であることに触れています。
自分自身の行動や感情に対して責任を持ち、他人や環境に反応するのではなく、自分の意志で行動するという考え方です。
「他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる」
カナダの精神科医であるエリック・バーンの言葉
結論、他人に構う暇があるなら自分に投資することが大事ということです。
テーマ④「感謝ができる人間になる」
『嫌われる勇気』にも出てくるアドラー心理学では、感謝の力が強調されています。実際に感謝が体に与える影響については、立証されています。
以下、立証内容
- 身体的効能: 免疫力の向上、痛みの軽減、血圧の低下
- 心理的効能: ポジティブ感情の高まり、楽天性や幸福感の高まり
- 社会的効能: 他者を助け寛容で慈悲深くなる、孤立感や孤独感の軽減、外向性の向上
感謝をすると相手も言われたことで満足し、自分も幸福度が上がり、他者に貢献できたと実感できる最強呪文、それが感謝です
サンキューカードの導入事例
エクネスではサンキューカードというものを導入しています。
これは何気ないことや印象に残ったことをカードタイプにして伝えるものです。
近年ではエンゲージメントの一環として導入されている企業が多いのではないでしょうか。
私も前職で導入されておりすごく良い文化だと思い何気なくメンバーと話したのがきっかけで経験者である専務の野口と一緒に企画・運営・導入に至りました
また毎月、多くもらった人、書いた人には賞状を渡し拍手をします。
感謝に関しても平井は触れていて
「どれだけ能力が高くても礼儀と感謝ができない人間はいりません」と明言しています。
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ブログでは「言われるうちが華」の言葉に関連した内容が含まれます。
言われるうち、かまってくれるのはあなたにまだ関心があるからですよ という意味です。
関心があるの対義語は無関心と解釈されがちですが、私は「冷酷」だと思っています。
この人に〇〇を伝えた方がいいかもしれないけど言ったところで変わらない、言うだけ無駄と感じることに対して
無関心と言えるでしょうか。むしろ突き放すようなニュアンスを含む冷酷がふさわしいのではないでしょうか
そして、専務である野口も「感謝」と書かれた紙を大きな額縁に入れて自席の壁に飾っています
「ありがとう」を言うだけであなたの周囲があなたに関心を持つ
ぜひ 「ありがとう」を口癖にしてください
テーマ⑤「2:7:1の法則について」
対人関係において、「2:7:1の法則」というのがあります。これについて、あなた自身の人間関係を振り返ってみましょう。
- 2割: あなたに友好的な人
- あなたの考えや行動に賛同し、協力してくれる人たちです。あなたの味方であり、支援者となる存在です。
- 7割: どちらでもない人
- 特に好意的でも否定的でもない人たち。状況や気分によって態度が変わることがあります。
- 1割: あなたを攻撃する人
- あなたの考えや行動に反対し、批判や攻撃を仕掛けてくる人たちです。あなたの足を引っ張ろうとする存在です。
対人関係で悩む人は1割にフォーカスしてしまい、
1割を世界の中心と錯覚して言動をするから自分自身幸せになれない。
また1割の人は、承認欲求が高く周囲に攻撃対象の悪口や自分都合で解釈した内容を言います。
子供だと自分も攻撃されたくない思いから1割の人に賛同して攻撃をするかもしれません。
ただ、大人は「自分で事実確認をする」「積み重ねや信頼で流されない」ができるようになります。
そして周囲の人は攻撃をする人に「あの人と関わるとロクなことがない」「私も裏で攻撃されているのだろう」
と感じます。結局攻撃した人の思い通りにはいかず、むしろ人が離れるメカニズムを理解していないのです。
極論、あなたはそんな人放っておけばいいんです。冷酷になればいい。
私も他者から1割の人間であると扱われているかもしれません。
その人と関係が良くなっても1割は顕在し続けます
出会いがあればあるほど母数は増えていくので1割を0になんてできません。
そんな生き方をすると他人軸の世界で生きるだけです。
それよりも2割である友好的な人のために
「何が与えられるか」考えて実行したほうが幸せですし、
そのような考えになっていけば1割なんて全く気にしなくなります。
心を強くするのではなく目線を変えるだけです。そして仕組化にするだけで私は人間関係で悩むことは減ると感じています
あなたの味方の人たちに時間を費やし、攻撃的な人に割く時間を減らすことが大切です。
今日からできること
今すぐにでも、自分の周りの友好的な人たちに感謝の気持ちを伝えてみましょう。
- 感謝の言葉を3つ考えてみましょう。
- まずは身近な人に感謝の気持ちを伝えてみましょう。
人間関係の悩みは一生ついてくるものです。それを意識して行動することで、自分らしさを築いていきましょう!