こんにちは!
野口です。
死ぬほどの空腹、味わったことがありますか?
そこまでの空腹の経験はない人が多いかもしれないですね。
ちょっと質問を変えてみましょう。
死ぬほど仕事が欲しい状態を味わったことがありますか?
死ぬほどの空腹よりは、
死ぬほど仕事が欲しい状況を経験したことがある人は多いかなと思います。
特に経営層やリーダー層のかたは
なんとかして仕事を獲りたい!!!!!
と思った経験があるかたも少なくないのではないでしょうか。
ちなみに、
これはワンピースのとあるシーンです。
出典:ワンピース 第6巻 48話
ワンピースを読んだことがないかたのために補足しておくと、
遭難して空腹で死にかけている海賊に、
やんちゃなコックさんが無償で食事を与えようとしたところ、
仲間たちの大反発に合うが、そこに偉いコックさんが登場し、
「てめェらは一度でも
死ぬ程の空腹を
味わったことがあるのか」
「広すぎるこの海の上で
食料や水を失うことが
どれ程の恐怖か
どれ程つらいことかを知ってるのか!!」
と説教する(その後、海賊に食事と食糧を与える)というシーンです。
これをビジネスシーンで言い換えてみると
「てめェらは一度でも
死ぬほど仕事が欲しい状況を
味わったことがあるのか」
「狭すぎるこの世界で
仕事や仲間を失うことが
どれ程の恐怖か
どれ程つらいことかを知ってるのか!!」
という感じでしょうか。
私は以前勤めていた複数の会社でも弊社創業期でも、
死ぬほど仕事が欲しい状況を度々経験してきました。
当時は大変でしたが、
今思えばそういった経験ができたことは大きな財産だなと思えます。
ということは過去のブログでも何度か書かせていただきましたが、
「仕事がある」状態は「当たり前」じゃない、
と思ってくれる人に管理職になって欲しいなと、ふと思いました。
「仕事がある」ことが「当たり前」だと思っていると、
ちょっとしたことでホスピタリティが欠ける対応になってしまったり、
安易に仕事を断ってしまったり、などなど
そういったことが重なり、ゆくゆくは仕事を失い、仲間も失う。
ということになる気がします。
最近よく拝見しているとある経営者のかたのYouTubeチャンネルでも
できる経営者ほど例外なく臆病だ、といったこともおっしゃられていました。
どんなに忙しいときでも、
どんなに仕事が多いときでも、
繋いできたバトンに詰まった想いや重みを後に続く人に伝え、
慢心せず、恐怖感を忘れず、臆病な目線かつ超長期視点を持って進んでいきたいと思います。