こんにちは、野口です。
先日の3月11日で、東日本大震災から12年が経ちましたね。
12年経っても、
当時勤めていた会社で起きた状況や、
当時お世話になっていた社長から届いたメールや、
いろいろな記憶が今でも簡単に思い出せるくらい、
当時の様々な光景や出来事が、深く記憶に残っています。
地震からしばらく経って購入した1冊の本は、今でも自宅の本棚にあります。
ノーマ・コーネット・マレックさんというアメリカ人の女性が1989年に発表した詩で、
10歳の息子さんを亡くした際の悲しみの思いを綴った詩が載っている本です。
普段からどんなに健康に気を使っている人だったとしても、
明日突然死する可能性はゼロではありません。
ランドセル姿の子供の背中を見送る朝、
これが最後になっても後悔しないだろうか?
時折自分に今の生き方を問う機会を与えてくれる大切な本です。
今日のブログを書くにあたり、詩を引用したいなと思っていたら、
YouTubeで出版社さんが動画で翻訳した詩を公開してくれていました。
「忙しい」という字は「心を亡くす」と書きますが、
忙しい、忙しい、と毎日を過ごしていると、
大切な人への優しい気持ちや相手を労る心、
何気ない日常のかけがえのなさを感じる心、
そういった心を亡くしてしまうことは多々あると思うので、
当たり前を当たり前だと思わず、何事にも感謝の気持ちを忘れないようにしたいと改めて思いました。