2023年、地域の社会課題や地球環境保護の取組みを実際にみるために
北海道、青森、淡路島、神奈川、博多、長崎、韓国など視察にいき、その内容をまとめました。
視察と本やNetflixなどで学んだことも一部書かせていただきました。
まとまっていない文章、ご容赦くださいm(__)m
海ゴミについて
2048年には海にいる魚の重さをプラスチックゴミの重さを上回り、ほとんど魚が食べられなくなるというデータがでています。
海プラゴミの45パーは魚網
ストローやペットボトルのゴミなどに目がいきがちだけど、主犯は実は漁業者。
※ネットフリックスの「偽りのサスティナブル漁業」参考
温暖化について
温室効果ガスの14パーセントは家畜
→ 牛肉、豚肉、鶏肉の順に環境負荷が高い。
→ 個人的にできる範囲で牛肉を控えるようになりました。
温室効果ガスのうち、8~10%は食品ロスから出たものと推定されており、
自動車から排出される量(10.0%)とほぼ同じである。
当社の事業のロスヘルは、
2030年に年間フードロスを10万トン減らす
をミッションに掲げています。
アパレル
環境汚染産業世界2位。
日本だけでも、29億着が毎年作られて、15億着が毎年売れ残る。
https://miraimedia.asahi.com/terrace_02/
エシカル手当
→ 当社のアパレルの課題に対しての福利厚生
プラスチックゴミ
国民1人あたりの廃棄量、日本は世界で2位
パン屋で一つずつプラスチックの袋にいれる。
スーパーでの個包装。宅配段ボールの中の個包装。
https://www.nippon-foundation.or.jp/journal/2022/79985/sustainable
アニマルウェルフェア、フェアトレード
家畜は狭いケージにいれられたり、頭を殴られて殺されたり。
生まれたばかりの子牛が産まれてすぐ離れ離れにされたり、
製造効率を優先して動物の幸せをないがしろにしている現場も少なくない。
人間の効率をおいもとめ、人間以外の尊厳を無視している。
→ 価格が安いものを買うことは、アニマルウェルフェアや貧困国の
子供が搾取されることに繋がっている可能性があるということを理解する
必要がある。知りませんでした、は加担していることと同じです。
オーガニック農業は温暖化対策にもなる
健康の文脈でオーガニックがいい、と言われているが、地球にとっても非常にいい。
化学肥料、農薬は土壌の菌を殺し、海の生き物にも悪影響を及ぼすという点で
環境に負荷を与えているし、土壌の菌、草がなくなることで炭素固定できず、
温室効果ガスが増えることに繋がる。
日本の有機農業の作付け面積は0.6パーセントしかなく、
みどりの食料システム戦略では2050年までに25パーセントにする目標があるものの、
なかなか到達までの道のりは見えていないのが現実ですが、
できる限り当社も関わっていきたいです。
リサイクルについて
リサイクルという言葉は環境にいい印象はあるものの、
そもそもリサイクルをすること自体にもエネルギーが必要であることは
理解しておく必要があります。リサイクルする前に、長く使うこと。
靴下は穴が空いても使うのがかっこいいと思えるようになってほしい。
破れたら直す。リサイクルする前に古着などで売る。
売れなければあげる。どうにもできなければリサイクル。
リサイクルはあくまで最終手段という考えかた。
食品リサイクルについて
日本フードエコロジーセンターさま
神奈川県相模原市
→ 食品廃棄物から豚の飼料をつくっています。
@rice_media
視察に2回訪問し、鯖江市で類似事業ができないか検討したが事業試算が成立せず断念。
食品リサイクルにも飼料、ガス、肥料の三段階での活用方法があるなどを学ばせていただきました。
日本のリサイクル率はOECDの中でダントツに低い
https://losszero.jp/blogs/column/news_732
日本のゴミについてのデータ
→ 少なくなっているようにみえますが、直近は横ばいで日本全体で4000万トン以上。
家庭ゴミのデータしか以下ページに記載はありませんが、
燃えるごみの割合は40パーセント以上で、温室効果ガスを
減らすためにはこれらを減らす必要がありますし、燃えるごみを焼却する
ということはそれだけ化石燃料の購入に税金を投入していることにもなるので、
リサイクルを推進することで税金負担を大幅に減らせる可能性があります。
https://wa-recl.net/article/a/160
廃棄物から肥料をつくり循環させる
食品工場や製造工場などからでる廃棄物から肥料を作ることで、
廃棄物を減らす、つまり燃えるごみを減らすと同時に、
有機肥料を作ることで化学肥料を減らすことができます。
化学肥料の原料は日本でほぼ100パーセントを輸入に依存していて、
ウクライナとロシアの戦争や為替変動をきっかけに価格が高騰している
こともあり国産の肥料をつくるチャンスでもあります。
肥料の原料を輸入に依存しているということは、日本や近隣国、
世界で戦争などが起きた時に大きく影響を受けるということでもあるため、
食糧安全保障の観点でも国内でつくれることが望ましいです。
また、有機肥料をつくることができれば有機農業の推進にもつながります。
https://www.smart-terroir.com/2022/06/03/%E5%8C%96%E5%AD%A6%E8%82%A5%E6%96%99%E3%81%AE%E4%BE%A1%E6%A0%BC%E9%AB%98%E9%A8%B0%E3%81%AF%E6%9C%89%E6%A9%9F%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%BB%A2%E6%8F%9B%E3%82%92%E4%BF%83%E3%81%99/
家庭の生ごみについて
日本の家庭ゴミと会社から出る事業ゴミの割合は70対30ほど。
生ごみなど水分の多いものは燃やすのに多くの燃料が必要なため、
家庭でのリサイクルなども重要。コンポストは有効なゴミのリサイクル方法です。
リサイクルの仕組み
韓国のゼロウェイストショップの視察で学んだことは、電源ケーブル、
ペットボトルキャップ、紙袋、木のくず、といった全部で20種類に
分別する箱があり、一般の人が誰でも持ち込める状態にしていました。
日本でみたことのある分別より多い印象があり、
やはりリサイクルには分別が大切であることを学びました。
目指すものは地球環境課題解決インパクト最大化
食育を目的とした学校や企業さまへの講演
ビーチクリーン活動
リサイクル推進の取組
外部講師を招いた定例勉強会
などをボランティア、または事業として
行なっていくべく、順次検討予定です。
10/2、10/3に谷口たかひささんの講演を
鯖江市と当社の共同開催で実施します。
中学生、小学生、一般合わせて約2000名の方に聞いていただく予定です。
できることを一歩ずつ進めていきます。
環境課題に興味ある方はぜひご連絡ください(^^)