鳥山明先生が永眠してしまいましたね。
残念で仕方ありません。
うっかり昼間に訃報のニュースを見てしまった当日は、
午後から仕事が手につかないレベルでショックでした。
ワンピースの作者、尾田栄一郎さんが出されたメッセージにも記載があった通り、
「空いた穴があまりに大きすぎます」
という言葉には同感しかありません。
いつか鳥山明さんに会う日があったらサインをもらいたい!
そんな小さな夢もありましたが、
100%叶うことができなくなってしまった夢ができたことが、
こんなにも悲しいのかと思い知りました。
毒親家庭に生まれ育ち、
小学校では暴力教師のおかげで大人嫌いになり、
中学3年生になるまで信頼できる教師に恵まれず、
日々死にたい死にたいと思って
少年期を過ごしてきた自分にとっては、
とりあえず来週のドランゴンボールが気になるから
もう1週間頑張るか、
◯◯月に発売のドラゴンボールのゲームが欲しいから
それまで頑張るか、
と、
現実逃避の時間を与えてくれるドラゴンボールがあったおかげで
死なずに済んだなと思うことが多々あります。
毎週火曜日のジャンプと
水曜19時のドラゴンボールは生きがいでした。
ドラゴンボールはもちろんのこと、
連載が終了したあとに発売された、
カジカ、
COWA、
ジャコ、
SANDLAND、
ネコマジンZ、
などなど多くの作品が自宅の本棚にありますし、
今でも
ドラゴンボール超や
ドラゴンボールSDは
定期的な楽しみの一つです。
ドラゴンクエストシリーズや
クロノトリガーも何周したか分かりません。
幼いころ、文集の表紙絵という大役を任されたときも、
龍に乗る孫悟飯の絵を頑張って模写したり、
大学生になってからは
自分の部屋をドラゴンボールのキャラクターフィギュアだらけにし一人暮らしを満喫し、
今使っている携帯電話にも数代に渡りドラゴンボールのステッカーを入れていたり、
(貼ると代替わりで剥がせなくなるので「入れて」います)
数年前から家族の一員になったペットにも
ドラゴンボールのキャラクターから名前をつけていたり、
つい1ヶ月ほど前には、ふとドラゴンボールの絵が書きたくなり、
こんな感じでiPadで孫悟飯のトレースをして遊んでいたぐらい
生活の一部になっていた鳥山明さんの存在は、
本当に大きかったなと、
こんなにも悲しいのかと、
悲しみが押し寄せるとはこういうことなのかと、
思い知りました。
本当は平和主義なのに、
本気を出せば大人をぶっ飛ばせる力のある孫悟飯というキャラクターに、
自分の環境を重ね、孫悟飯に憧れていた日々が怒涛のようにフラッシュバックしてきます。
でも今回のこの経験のおかげで、
好きだった作品の作者が亡くなってしまった人の気持ちは
十分すぎるくらい理解できたので、
こういったことが起きてしまった際の、
人の心の傷みはよく理解できるようになったと思います。
鳥山明さんが残してくれた、
多くの作品に改めて感謝をしたいと思います。
鳥山明さんの御冥福を心からお祈りいたします。