こんにちは!野口です。

最近いろいろなかたから
「ブログ読んでます!」と言われるので、ありがたいです。

好き放題書いてますが、お読みいただきありがとうございます。

さて

先日、娘にお願いされた某漫画の本を探しに
県内の書店をハシゴして周りました。

結果、全巻揃えることはできなかったのですが、
あと1冊・・・というところまで行けました。

そんな書店周りをしているさなか、

某書店内にて、
大量に同じ漫画を(しかも同じ「巻」を)何種類も
購入している親子らしき初老の二人組に遭遇しました。

それを見た私は、
「あー、、転売屋だ、、、」
とネガティブな感情が湧き、

希望の本を手にしつつレジでお会計をしてる際、
店員さんに「最近は買い占める人が多いんですかー?」と聞いてみました。
(転売しやすいアプリが普及している背景もあり気になったので聞いてみました)

店員さんは、なにかを察したように、
「あ、、あのかたたちですよね、、よく来られるんです(苦笑)」
と、常連であることを教えてくれました。

シンプルに「迷惑だな」と思う反面、

多くの街の書店が消えていってしまっている昨今、
お店側目線では大量に購入してくれる良いお客さんな気もします。

書店ユーザー目線ではいつ行っても新刊など人気書籍の在庫がなく、
結局Amazonなどネット書店に頼ることになり、
ますますリアル書店に行かなくなり、長期的に見れば結局店舗の売上が下がり、
転売屋は「悪」という気もします。

でもまともな仕事もせず、犯罪行為に手を染め、
刑務所に行ってしまうような人に比べれば、

法律に違反しているわけでもなく、
正当な「仕事」として、
自分の「職業」として
各地の書店を周って「転売」を頑張っているのなら、

ある意味「経済を活性化させている」ので、
働けるのに働かない人に比べれば十分素晴らしい気もしてきます。

先日ニュースで、
アフリカ、マダガスカルの児童労働問題が取り上げられていました。

世界中から観光客が訪れる国でもありながら、
世界で最も貧しい国の1つとも言われる環境で、
鉱物「マイカ」を採掘する危険な労働に多くの児童が携わっているようです。

光沢感を出す鉱物「マイカ」は、
化粧品の成分やスマートフォンの画面や自動車の塗装用途など、
海外へたくさん輸出されています。

農業が衰退してしまい、
家族総出で
食べるために、
生きるために、
仕方なく児童労働に従事している子どもたち。

イギリスの某ブランドは、
合成マイカを開発し、
児童労働が疑われる仕入れルートは排除したそうです。

それだけを聞くと
ブランドの取り組みは立派な取り組みに見える一方、
排除されてしまった児童たちは今、
食べることができているのか?気になります。

児童労働が疑われるルートからの仕入れをやめることが正義に見えるようで、

仕入れることをやめることじゃなく
過酷な環境で生きる子どもたちの親たちを適正な対価で雇用することが正義な気もします。

児童労働は当然推奨できるものではありませんが、
それしか生きる手段がない手段を奪うことは慎重に進める必要があると思います。

誰かの主張する「正義」の反対は「悪」ではなく、
もう一方の主張したい「正義」がある、と思えるエピソードでした。

10年ほど昔の話ですが、
「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました」
という広告にもすごく考えさせられる部分がありました。
ボクのおとうさんは桃太郎というやつに殺されました

自分自身、フリマアプリはヘビーユーザーな方だと思うので、
時には意図せず転売屋さんのお世話になっていることもありそうですが、

個人的には数百円程度、多少割高で買うのは許容範囲です。

こんな発言をすると「転売屋」を肯定するのか?!と言われてしまいそうですが、

仮に、なかなか見つからない欲しいモノがあるとして、

友人が100軒お店探して周ったら見つかったから、
これ定価で売ってあげるよ!!と言われたら、

手数料や交通費として、
いくらかは渡さないでしょうか?

探してくれた対価、が上乗せされていると思えばそこまで気になりません。

話が前半と重複しますが、
それしかやれる仕事がなく、
職業として「転売」を頑張っているのなら、
犯罪者よりよっぽど経済に貢献している気がします。

私は「転売」には興味がないので職業にしたいとは思いませんが、
(トレンドのリサーチとか超大変そうですし)

子どもたちのワクワク感を邪魔する買い占めや転売だけは控えていただければ・・・と思う今日この頃でした。