はじめまして、エクネスでHR(採用・教育)職のマネージャーを務めている北川です。
簡単に自己紹介をさせていただきます。
初めに上場企業に入社しましたが、1年で退職。その後、全国を飛び回る営業職に11年間従事しながら、採用責任者も兼任しました。現在はエクネスに所属しています。
また、親子キッチンの運営や就活出前授業などの団体も運営しており、代表理事として活動しています。最近では大学での学生と社会人の交流イベントや、学生と一緒に祭りのボランティアに参加するなど、学生がより良い就活を送れるように取り組んでいます。
長くなりましたので、ここまでにします。
↓最近行った 子どもキッチンの風景
エクネスの第8期がスタート
それと一緒に採用に関する内容をブログにて皆さんにお伝えできればと思います。
エクネスの新卒は25卒から本格的に始まりました。
25卒の冬から新卒採用に力を入れ始めたにも関わらず、おかげ様で多くの学生さんが選考に挑んで頂きました。
本当に感謝です!
また、26卒向けの夏のインターンシップでは約30名の学生とお話しし、多くの学生から「冬のインターンにも参加したい」という声をいただいています。
今回のインターンでは「自己分析」「言語化の重要性」「就活の軸」について重点的にお話ししました。その中で、学生の多くが「就活」に対して漠然とした印象を持っていることに気づきました。このテーマについてお伝えしたいと思います
就活の軸について考えてみよう
皆さんは、自分の就活の軸について考えたことがあるかと思います。
福井県内の大学2年生向けに「失敗から学ぶ就活」についてお話しした際、まだ他人事のように捉えている学生が多かった印象です。
「どうせ3年生になったら考えることになるから・・・」と思っている学生が大半ではないでしょうか。
しかし、私の知人である今年大学1年生の男性はすでにインターンに参加し、自分探しをしている学生もいて驚かされました。
就活の軸ってなぜ大事なのだろうか。
今回は軸から導き出す、あなたの身近に潜む悪魔と天使についてお話します。
では、ここで簡単なクイズを用意しました。
就活の軸としてふさわしいと思ったら○、そうでないと思ったら×を考えてみてください。
- 給与の高さだけを重視する
- ネームバリュー(企業の知名度)で選ぶ
- 勤務地の便利さや通勤距離を優先する
- 残業時間や休日の多さだけを基準にする
- 福利厚生が充実しているかどうかだけに注目する
- 友人や家族の勧めで決める
- インターンや説明会での印象だけで判断する
- 働く業界や仕事内容を深く考えずに選ぶ
- 転職しやすさ(スキルの汎用性)だけを基準にする
- 社員の雰囲気が良いからという理由だけで決める
- 怒られない、叱られない環境で決める
- 企業の規模感で決める
- 早めに内定をもらえる企業で決める
- 採用担当者の人柄が良く、憧れで入社する
いかがでしょうか?
さて、みなさんもきっとお分かりだとと思いますが
○の数だけ就活の軸としてふさわしくないという内容です。
ちなみに1個でも○がつけばあなたは安易な就活軸です。
1個でもですよ?まさか1個でも安易なんて思わないですよね?
(AIで安易だと思う就活の軸を教えてくださいと聞いたら上記が出てきました)
では一体なぜ安易なのでしょうか。
気づいてほしいのは上記の項目は
全て環境に関することであり、就活で1番大事になってくる
「自分は〇〇でありたい」
「将来〇〇な人間になりたいためにこの会社で学びたい」
が抜けています。
つまり
自分がどうなりたいか、どうしたいのか
今後の人生で自分にとってのやりがいや目指すべきことは何か
という逆算思考がない限り何にしてもあなたが働いて数年後
「こんなんはずじゃなかった。」「イメージと違った」
という考えに至ってしまうのではないでしょうか。
表は離職理由をアンケートにした内容です。
実際に入社3年以内の離職者の一番の理由が
「仕事が自分に合わなかったため」で43.4%でした。
次いで、「人間関係がよくなかったため」が23.7%、
「労働時間、休日、休暇の条件がよくなかったため」が23.4%、
「賃金がよくなかったため」が20.7%と続きます。
ちなみに私が大学4年生の時の軸は
「他人から北川があの大企業に入社したってさ!」と言われることで、他人からどう見られるかが軸になってしまいました。
そして、就活を早く終わらせたいも重なり、業界研究や自己分析もろくにせず採用担当者がイキイキしている姿に惹かれていました。
自分都合の思考が重なり
結果、入社がゴールになっていました。。というか陥っていました。
結果、特段やりたいこともないくせに理想と現実のギャップが激しく、魅力よりも理念や自分のビジョンとのズレがおきて1年で退職しました。
今振り返っても大失敗した軸でした笑笑
当時の新卒である私がこのクイズを答えるとしたら
2.3.7.10に〇をすると思います。(笑)
中途で転職される方だと
1.2.3.4 の回答が多いのではないでしょうか。
安易な就活軸の例として、特に多くの学生が誤解しやすい「採用担当者に惹かれる」という理由についても触れたいと思います。
この採用担当者が天使であり悪魔にもなりうるという内容です。
私の意見なので悪しからず。。
実は採用担当者は短期的思考に陥りやすい?
なぜ陥りやすいのでしょうか。
それは採用担当者の業務とミッションが深く関わっています。
彼らの主な目標は、企業が定めた人数を獲得することだからです。
そのため、学生にとって本当に有意義な情報が伝わらないこともあります。
採用担当者の業務内容として
会社から指定された人数を獲得することがミッションとなっています。
ミッションの中には〇〇人と接触して△△人応募きて××人内定をだして◆人内定承諾を目指すという
ロードマップを作成する企業が多いです。
そうなると、△△人応募が来なかったら企業によっては上司から
「なんでこれだけしか学生と接触していないんだ!」
「なぜこれだけしか応募がないんだ!」
と叱咤される企業もあるでしょう。
そうなっていくと焦りと不安で質ではなく量を優先していく思考になってしまいがちです。
量に夢中になってしまうと採用基準を下げてしまい、下げてもこないとなると
「根拠や中身がない適当なことをそれっぽく伝えて魅力づけ」をしてしまいます。
よくある、企業側が伝える言葉の裏側を見てみると・・・
①「うちでは、社員の意見を大切にしています。」
意見を言える環境は大切ですが、あたかも全ての意見が通るようなニュアンスで伝える
②「うちは失敗しても怒られません!失敗こそ成長の一歩だからどんどんチャレンジして!」
失敗から学ぶことは大切ですが、何度でも同じ失敗を繰り返すことを良しとする人はいません。
また、大きな失敗をした際「仕方ないね!」「チャレンジしたね!」ではなく
「なにやってんだ!」から始まる企業がほぼです
③「うちでは風通しが良く、上司とも気軽に話せます。」
風通しが良いって仕事においては必須ですよね。それをあたかもそれっぽく言ってしまう。
風通しが良いって言っておけば何か若い子に響くだろうとテンプレのような発言
(それくらい風通しという言葉を使う時には他社との比較が必要だと個人的に思っています。
そうでないと、どれだけ風通しが良いのか基準さえない)
④「うちに入れば、やりたいことが見つかるさ。」
やりたいことができる保証がどこにあるのか、何が根拠なのか 聞いてみてください (笑)
どうでしょうか。
もちろん上記が悪いわけではなくエビデンスや比較がない情報が悪いということです。
根拠のない情報=あなたを繋ぎ止めるための嘘 という解釈になりませんか?
本当の情報を伝えることが悪魔のようであり天使だと私は思います。
私の採用活動で大事にしていることは自社に合わない人には素直に伝えることです。
私が感じる新卒でエクネスを興味を持って頂いてる学生さんが多数いらっしゃいますが
作業ベースで仕事をしたい人
ルーティンワークが好きな人
変化が嫌いな人
は素直にエクネスには向いていないと伝えてます。
ドライな言い方かもしれませんが、私にとってその方が応募者にはお金にも時間にもプラスだと思うからです。
期待させることも採用担当者の仕事ですが、現実を伝えて本人が次に切り替える手助けをすることも仕事だと思います。
”なぜなら全員に好かれることは無理だと思います。
ただ、全員に好かれるためならダメなことはダメと伝えることが大事だ”
と私は思っているからです。
「自分は向いていないのかもしれない。ただエクネスで一緒に社会課題を解決したい!」
と思って頂けた方は自分を変えられる良いチャンスだと感じて頂けると幸いです。
その気持ちが変化であり、自分が〇〇でありたいという価値観の一歩だと気づいて下さい。
会社見学があなたの人生を変える!?
是非、積極的に会社見学へ行って下さい!!
そして職場の雰囲気【活気】を実際に見てください!
「オンラインは楽だから」「行く手間がないから効率がいい」は一見学生にとって良いように見えて
実は採用担当者にとって都合が良い環境なんです。
都合の良い情報を一方的に伝えやすい環境であり主観ベースで話しても
学生はそれを鵜呑みにして全て信じてしまう環境になりやすいためです。
‘’足を運ぶ’’行動がどれだけ自分の後悔しない就活に繋がる一歩かを実感してください。
最後に
10月よりマイナビにてオープンカンパニーと会社見学の応募を開始しました。
詳細はマイナビ2026 エクネス で検索!!
この機会にエクネスの雰囲気【活気】を覗きに来てください